３月10日（土）

福山市高齢者支援課の依頼で「おでかけ支援事業運転者講習会」を福山で開催することになり、市川、佐々木、石井が講師として行ってきました。

「おでかけ支援事業」とは‥福山市独自の取り組みで、地域住民団体と行政が協働した移動サービスです。お買物や通院の交通手段に困っている高齢者を、地域の運転ボランティアさんが市のリースした車両で送っています。市が運営費用を地域住民団体に出し、地域住民団体が運行ルートや停留場所、使用車両などを決めています。このように行政が積極的に取り組む例は全国でも珍しく、先進地として注目されています。

そんな自治体から、新たに運転ボランティアになった人向けの講習会を開催してほしいという依頼が来たのです！もう、張り切って行きました。

講習会では、移動サービスに関する法的な枠組み、安全運転に関すること、軽介助の実技などを半日で行いました。16人の参加者がいましたが、みなさん大変熱心で、実技でも楽しく積極的に取り組んでくださいました。

またこのような機会がありましたら、積極的に協力していきたいと思っています。

なお、今回の講習にあたってアイテック様から杖6本を無料でお借りしました。
ありがとうございました。

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１月に実施したヘルパー内部研修の報告です。

１月１１日（木）　夢を語ろう～陽だまりでできたらいいな ５年後の夢～
ヘルパーのみんなは将来のことをどんなふうに考えとるんじゃろー。聞いてみたいね。
ということで企画しました・・５年後に実現したいことをみんなで語りあおう♪
陽だまりのメンバー全員で、持続可能で、陽だまりでやりたいこと、こんな所があったらいいな、こんなお手伝いをしてもらったら助かるな、こんなことなら私でもできるかな・・・などなど、自分なりに考えたことを一人ひとり発表し、どうすれば　それを実現できるか意見を出しあいました。
交流・相談、野菜作り、食堂、カフェ、サロン、介護タクシー、宅配弁当事業、おでかけ・イベントの企画（自分も行く）、送迎付き趣味サークル・習い事、いつでも行けて１日遊んでゴロゴロ過ごせる場所、韓国ツアー、海外生活、温泉施設・・・
たくさん実現したいことは出ましたが『まずは金じゃ～！』と、資金繰りのアイデアにもグループごとのカラーが出ていておもしろかったです（＾＾）
５年後、陽だまりのみんなでワクワクすることやりましょうね♪

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１月１８日（木）　介護技術伝達講習
2017年12月14日に行われた東広島市自立支援協議会ヘルパー支援部会主催のヘルパースキルアップ研修に参加したヘルパー3人とサービス提供責任者1人が講師になり、陽だまりのヘルパー内部研修で伝達講習を行いました。
浅く座る介助の基本、立ち上がりや座る動作の基本、座位・立位保持ができない時の移乗、スライディングボードを活用した移乗など、利用者様に不快感を与えない、また、ヘルパー自身にも負担の少ない介助方法を学びました。
目からウロコの介助方法もあり、実践や練習を繰り返し身につけたいと思います。
みんな講習に夢中で写真を1枚も撮っていませんでした。残念(^^;
ベッドやボードなどの福祉用具を貸し出してくださった事業所の皆様、ありがとうございました。

サービス提供責任者Y：　『ベッドに寝たまま洗髪することになるかもしれん！私やったことないかも～（/≧◇≦＼）　S、Tやったことある～？』
サービス提供責任者S：　『ケリーパッドのやつじゃろ？やったよ。・・・だいぶ前じゃけど。』
サービス提供責任者T：　『ヘルパー２級の資格取るとき・・・。』
というわけで、Sのお友達のDさんに講師をお願いし、Y＆S＆T＆ヘルパーKでまたもや特訓です。

相談室に座卓を並べて布団を敷き、手桶の代わりの片手鍋を握って本番さながらです。
美容師さんをイメージして洗髪するのですが、後頭部を洗うことや耳の周りを流すことが難しくチカラが入りました。
それでもケリーパッドの威力は素晴らしく、誰も服をぬらすことなく、髪もサラサラ～♪
『ケリーパッドからの排水はこうしたら流れやすいねー！』『顔にタオルかけとったら安心するね～』など新たな発見や『なんとかなるか！』というちょっとした自信もできました。内部研修にも取り入れるゾ～！！
休日にもかかわらず快く引き受けてくださったDさんに感謝ですm(_ _)m

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私達が関わっている利用者さんの中には立ち上がりが一人でできない方がおられます。
認知症もあり、こちらの声掛けを理解してもらえず移動に時間がかかってしまいます。
デイケアの送迎時に職員さんは一人で椅子から車椅子への移動を簡単に行っておられ
私も「その技習得したい」と思い、無理を言ってヘルパーと共にデイケアに訪問させてもらい
教えていただきました。（・ｖ・）ｖ

そのあと事務所に戻り、ヘルパーと共に「特訓開始！！」
教えてもらった時は理解したつもりでいたのに、なかなか難しい・・・
「あ～でもない。こ～でもない」なんて　ぶつぶつ言いながら手順の確認し
「この技習得するぞ！」の意気込み満々で頑張っています。
次回のヘルパー研修時に皆に伝え、みんなが出来ることを目指します　ｖ（＠ｖ＠）ｖ

今年は4月から12月までの間に16回の外部研修に参加しました。
その中から特に印象に残ったものを２つご紹介します。

①　「治らない治さなくてよい認知症～家族の心得るべき三原則～」
　講師：三次中央病院　緩和ケアセンター　・　佐伯俊成　医師　
認知症は病気ではなく老化現象の一つであり、元に戻すことも治すこともできない誰もが通る道です。現在抗認知症薬が４剤出ていますが、どれも進行予防には効きません。薬に頼るのではなく、「今のままで十分。今のあなたがよい。」と受け入れる態度が大切です。

②　「心不全を見る・診る・看る」
講師：木阪病院　・　梶原賢太　医師
高齢者が6つ以上の薬を服用すると、効果より副作用の方が強く出るという調査結果があります。高齢者は腎臓等が弱いので多剤服用は生存率を低下させます。高齢者の心不全では服薬よりも運動療法の方が効果が高いです。

どちらの研修でも、安易な服薬への警鐘がありました。どちらかというと服薬がしっかり出来ているかに気を付けていた私たちにとって、ここまで突っ込んだお話しを医師の口から聞いたことは衝撃でした。ケアマネジャーは医療に「口出し」しにくい立場であり医師についつい遠慮してしまいますが、利用者様のことを真に思えば勇気を振り絞って伝えるべきことは伝えなくてはと思いました。

これからも研修で研鑽を積みつつ、学んだことを利用者様やご家族にお伝えしていきたいと思います。