代表理事市川 マヤ(居宅介護支援管理者・社会福祉士・ケアマネジャー)
私たちには夢があります。
子どもも、学生も、高齢者も、障がいのある人も、不登校や引きこもりの人も、だれにとっても出番のある場所をつくること。
そこには目的を持った人たちが集まって来ます。
畑で野菜をつくる人
ギャラリーに自分の作品を展示する人
カフェで得意料理を振る舞う人
ボランティアをしたい人
シェアハウスがあり、住むことも泊まることもできます。
おしゃべりできるサロンがあり、子どもの預かりもあります。
外には子どもの遊び場、地下には麻雀や将棋、パチンコができるシニア専用のアミューズメント施設まであります。
「ちょっとした困りごとのお手伝い」からスタートした陽だまりも設立から18年が経ちました。最近は、社会の許容範囲がどんどん狭くなって、その狭さに合わない人たちが弾き出されているように感じます。陽だまりの役割も、生き生きと働ける場所、困ったときに頼れる場所、人と人とを結びつける場所、つまり、だれもが社会の中に「居場所」を見つけ、幸せを感じられる社会をつくることに変わって来ました。冒頭の夢は、そんな社会が実現した時の姿です。
現代のように多様化した社会では、行政サービスはそのニーズに応え切れません。だからこそ、柔軟に課題解決に取り組むNPOに社会変革の期待が集まるようになってきました。今年からいよいよ休眠口座の預金の活用も始まります。私たちも多くの方々から共感していただけるような活動を展開し、よりよい社会づくりに向けて一層取り組んで参りたいと思います。
副代表理事佐々木 政美(訪問介護管理者・介護福祉士・ケアマネジャー)
陽だまりに集う人々
毎年多くの皆さんに陽だまりに携わって頂いています。陽だまりクラブを利用する方、お手伝いする方、陽だまりの趣旨に賛同してくださった方、また各事業に携わってくれるスタッフ、ボランティア、学生さんたち。ほんとにたくさんの方と縁を持つことのできる陽だまりです。陽だまりにいなかったら出会う事のない方々との出会いが私たちを成長させてくれます。利用者、活動者関係なく困った事を誰かに話すと相談にのってくれたり、励ましてくれたり。皆さんの力を借りて大きくなった陽だまりだと痛感しています。
次の世代にも必要とされる陽だまりを皆さんと一緒に作り上げていきたいと思っています。
副代表理事山本 陽子(介護福祉士)
陽だまりクラブが繋ぐ大切な縁
「何かできることはありますか?」「前から気になっていたんです」と陽だまりに興味を持ち集まってくれた活動者さん。個性的な人が年々増え、集えばとっても賑やか♪その中には一芸に秀でた人がたくさんいて、交流が増えそうな雰囲気が漂っているのです。
希薄になった世の中と言われますが、陽だまりにはどんな小さいことも一緒に笑ったり、立ち寄って話をしているうちに思わず一緒に涙がこぼれたりなど、人間模様に直に触れて人の体温を感じられる空間があります。その空間を作ることこそ陽だまりの使命かもしれません。
繋ぐ縁で陽だまりに関わってくださる人は様々ですが、一緒に夢を語り、一緒に理想の陽だまりのカタチを探していきたいです。