10月5日(日)・11日(土)

毎年、春と秋に開催している「福祉有償運送運転者講習会」。この講習は、高齢者や障がいをお持ちの方など、一人では外出が困難な方を対象に車を使って移動をお手伝いする担い手を養成するものです。
この講習は道路運送法に規定されており、県内でも実施できる団体が少ないため毎回各地から受講希望があり、今回は広島市、廿日市市、庄原市、海田町、三原市、大崎上島町から16人の方が参加されました。

1日目
午前中は陽だまりスタッフによる「関係法令の講義と車の点検方法」JAF職員による「安全運転の基礎」の講義。

法令関係‥へぇそうなんだ

車の点検方法を確認

JAFさんから安全運転の基礎知識と運転方法について


午後からは理学療法士による「利用者理解・接遇・介護技術」の時間。座学だけではなく、利用者役とサポート役になって、介助の方法を学びます。実技の時間は皆さんも笑顔です(^^)/

移乗介助の練習

段差での車いす介助方法を練習

アイマスクで利用者の体験と声掛けの大切さを学びます


最後は福祉車両の操作を練習し公道を走ります。最初は操作も四苦八苦ですが、何度か練習を重ねるうちに手順も覚え、公道を走る頃には完ぺき!こうして1日目の講習は無事終了。ヘルパーなどの資格をお持ちの方は1日目の講習だけで、福祉車両とセンダ車を使った移動サービスの運転手としてデビューできます。

トヨタカローラの社員さんから福祉車両の操作説明

福祉車両の操作練習

お疲れさまでした

 

 

 

 


2日目
2日目はセダン講習です。
ヘルパーなどの資格がない方がセダン車を使う場合は、2日目の講習を受講することが必要です。この日は4人の方が受講され、顔馴染みになり和気あいあいと受講されていました。
元気な時には当たり前に出来る外出も、年を重ねたり、何らかの障がいがあるとハードルが高くなります。外出は、健康と直結する大切なものです「いつでも、だれでも、どこへでも、行きたい場所に行ける!」次はあなたが移動サービスの担い手になってはいかがでしょうか?
(次回は2026年の春の開催を予定しています。日程が決まりましたらホームページでお知らせします)

屋外で杖歩行の介助方法

窓枠を使った介助方法

セダン車の介助方法


講習会の開催にあたり今回も、トヨタカローラ広島様と介護レンタカーまる様から福祉車両をそれぞれ1台ずつ無償でお借りしました。企業様のご支援のお陰で受講料を安価で開催できることに感謝いたします。
ご協力をありがとうございました。