6月3日(土)・4日(日)

移動サービスの担い手を養成する「福祉有償運送運転者講習会」を開催しました。
「福祉有償運送」とは障害のある方や高齢者など一人での移動がしにくい方のために自家用車を使って行う移動サービスで、道路運送法に規定されています。

「移動サービス」に携わる皆さんの熱い思いが天に通じたのでしょうか、前日までの雨が嘘のように上がり2日間とも屋外講習日和の晴天でした

講習1日目
前半は座学中心で「移動サービス概論」から始まり「法律・安全な運転・車の点検・障害と病気の知識」を学びます。中盤は実技で、車いす・視覚障害・片麻痺などの介助方法や移乗の仕方を学びます。

12名の受講生の皆さん

空気圧は大丈夫かな?

出発前の車両点検

車いすからイスへの移乗

視覚障害の介助法は事前予測ができる声掛けを!

段差を越えて一安心!この先さらに高い段差が‥


そして後半は屋外で福祉車両の操作方法と公道を実車です。
大学が近くにあるため夕方は自転車が多く、慣れない車での走行は神経を使いますが、皆さん利用者役の方に声かけしながら優しい運転をされていました。

実際に1人ずつ操作の練習をして公道を走ります

トヨタ車の車内はこんな感じです。広いですね(^^)/

陽だまりの福祉車両は22年間使用!操作はアナログ(^-^;


1日目の講習では8名(ヘルパー資格などをお持ちの方)が終了式に参加。資格があれば1日の受講で福祉車両・セダン車、どちらの車両でも運転することが出来ます。

代表より修了証書の授与。


講習2日目
ヘルパーなどの資格がない方を対象としたセダン車の講習です。
1日目に続いて4名の方が参加。昨日の介助方法を復習し、車いすから車への移乗方法を学びます。

杖歩行の介助。どっちの足から降りたらよいかな?

フットレストを外せば、より車に近づけます

車イスより座席が高いと介助が難しい!?


こうして2日間の過程を終えて計12名の受講者が終了書を手にしました今回、受講者として東広島市地域包括ケア推進課の職員2名が初参加され、陽だまりが行っている移動サービスの講習会を体験。また、陽だまりから新たに2名の運転者が誕生しました。皆様のお宅に伺った際はどうぞよろしくお願いします。


トヨタカローラ様、福祉車両の提供をありがとうございます!

トヨタカローラの担当者様より操作方法の説明


今回も、トヨタカローラ様から福祉車両1台を、訪問介護事業所まる様より福祉車両1台と車いす5台を無償でお借りしました。当法人の講習会が安価で開催できるのも、こうしたご支援あってこそです。
本当にありがとうございました。