例年春に開催しているこの講習会。今年は新型コロナの影響で真夏になってしまいましたが、今回も県内各地から22名の方が受講されました。

8月29日(土) 認定講
午前中は「法律・安全運転・障害と病気の知識」などの座学が中心ですが、午後は一転!
実技中心の濃密な時間となります。
今回も理学療法士の倉西先生にお願いし、車いすやアイマスクを使って介助方法を学びました。

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そして、講習会のクライマックスは福祉車両を使った実車実技です。
基本的な操作方法を覚えた後は、いよいよ一般道へ出ます。
しかも利用者役はアイマスク&車いすユーザーという設定。
運転手役はいつも以上に道路の凹凸やカーブに気を配り、車の動きを逐一声に出して伝えますが、その理由は利用者役になってみて納得。見えないと車の揺れの負担が大きく、気分が悪くなることもあるんです。

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8月30日(日)セダン講習
この日はセダン車を使用する場合の講習です。
引き続き理学療法士の倉西先生の指導の下、視覚障がい者の手引きの方法や、セダン車への乗降介助を学びました。

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感染リスクがある中、開催するかどうか非常に悩みましたが、広島県内での実施機関がそもそも少なく、他団体様からのお問い合わせやご要望が続いていたので、感染予防対策を行った上で実施することに踏み切りました。受講者のみなさんのご協力もあり、無事全カリキュラムを終えることができて嬉しい限りです。

ところで、充実した実技研修のためには車いすと福祉車両が必要になります。
今回も、トヨタカローラ様から福祉車両2台(有)ライフ・フィット様から車いす12台を無償でお借りしました。当法人の講習会が安価で開催できるのも、こうした企業様のご支援あってこそです。
本当にありがとうございました。

最後に。
陽だまりからは1名の運転者が誕生しました。
みなさまのところへお伺いした時は、どうぞよろしくお願いします。

※「福祉有償運送」とは障害のある方や高齢者など一人で移動がしにくい方のために、自家用車を使って行う移動サービスです。道路運送法に規定されています。